本日はボードゲームのデジタル化についての話題です。9月21日(木)~9月24日(日)にかけて東京ゲームショウが開催されました。そのインディーゲームコーナーにて『みんなと街コロ』のプレイアブル展示が行われていたようです。『みんなと街コロ』は『街コロ』とその第二弾にあたる『街コロ通』が1つのパッケージで遊べるデジタルゲームです。東京ゲームショウ出展に際してPR TIMES にプレスリリースが出ていますので、まずはそちらをどうぞ。「グランデイング株式会社」 『みんなと街コロ』TGS2023ブース出展のお知らせhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000086022.html『街コロ』『街コロ通』どんなゲーム?『街コロ』は麦畑とパン屋しかない村を開発して、大都会に発展させる拡大再生産ゲームです。サイコロの出目に応じたコインを獲得し、街に新しいお店や施設を増やしていきます。お店や施設にはそれぞれ効果があり、どんな組み合わせにするか考えながら施設を増やしていくのが面白い所です。最終的に「ランドマーク」と呼ばれる大都会の証となる建物を全て建設したプレイヤーの勝利となります。『街コロ通』は『街コロ』をより遊びやすくルール変更、カード調整を行ったバージョンです。建てられる施設が偏りにくくなったり、ランドマークが増量されたり。全体的に選択肢を増やしつつ、ゲームスピードが上がるように調整されているようです。Grounding inc. 街コロhttps://www.g-rounding.com/board-game/%E8%A1%97%E3%82%B3%E3%83%AD/Grounding inc. 街コロ通https://www.g-rounding.com/board-game/%E8%A1%97%E3%82%B3%E3%83%AD%E9%80%9A%EF%BC%88%E3%83%84%E3%83%BC%EF%BC%89-2-3/アップデート、DLCにも期待デジタル版街コロ『みんなと街コロ』は2024年発売予定なのでだいぶ気が早い話であるのですが、拡張セットのDLCも期待できます。街コロには『街コロ+』『街コロ#』という2種類の拡張があり、どちらも施設やランドマークを追加するセットになっています。また、街コロ#では「休業」というシステムが追加されるようです。どちらも街コロに慣れた人向けの拡張で、新しい戦術やカード間のシナジーが生まれるのでファンからの評価も高い様子。『みんなと街コロ』の売れ行きが好調なら拡張も出てくれるかもしれませんね。プラットフォームはswitch、steamを予定しているとのこと。クロスプラットフォームはあるのかな?『みんなと街コロ』オフィシャルトレーラーhttps://www.youtube.com/watch?v=ec6rDRXp5b8Grounding inc. みんなと街コロhttps://www.g-rounding.com/workslist/m-machikoro/
皆さんは重たいゲームと軽いゲーム、どちらが好みでしょうか。それぞれ良さがあると思いますが、私は重い方が好みです。本日は重いボードゲームの中でも「超重量級」と言えそうなゲーム『ワイマール:民主主義の戦い』の話題です。ホビージャパンから日本語版が10月上旬にリリースされるのとことで、4Gamerに記事が出ています。まずはそちらをどうぞ。共和政が宣言された直後のドイツを導く。超重量級ボドゲ「ワイマール:民主主義の戦い」日本語版が10月上旬発売へ。プレイ時間は約360分https://www.4gamer.net/games/138/G013817/20230912028/『ワイマール:民主主義の戦い』どんなゲーム?『ワイマール:民主主義の戦い』は1918年11月9日のドイツ革命の後に第一次世界大戦が終結し、共和政が宣言されたドイツが舞台にした政治がテーマのボードゲームです。プレイヤーはそれぞれの政党を運営し、政党ごとの目標を達成するために活動していきます。ドイツ社会民主党(SPD),中央党(Zentrum),ドイツ共産党(KPD),ドイツ国家人民党(DNVP)の4つの政党があり、プレイ人数は4人固定で必ずこれらの政党が全て参加します。カードをプレイしてその効果を得る「カードドリブン」というメカニクスのゲームで、170枚以上のカードが収録されています。しかもそれらは実際に発生した重要な事件や実在の政治家をモチーフにしているとのこと。政治闘争の舞台は2つあり、国家のルールを決める議会での「政治」と、デモや街頭闘争、民兵組織による政治活動が行われる「ストリート」に分かれています。政治がテーマの超重量級ゲームということで、一筋縄ではいかない遊び応え満点のゲームですね。BGG Weimar: The Fight for Democracy https://boardgamegeek.com/boardgame/265537/weimar-fight-democracy最大6ラウンド 多岐に渡る終了条件プレイ時間360分、6時間かかるゲームということで何十ラウンドもゲームが続くのかと思っていたのですが、こちらのゲームは最大でも6ラウンドで終わるようです。ゲームの終了条件は「無政府状態になってしまう」「新政権が樹立され過半数の議席を取る」「ナチスが台頭するのを許してしまう」など様々。4つの政党による対戦ゲームな訳で、これらの終了条件は政党によっては回避したい結末であり、また別の政党にとっては目指す未来でもあります。どの政党も自分が信じる正しい国造りのために戦っている。そんなテーマもプレイ時間もとても重たいゲームですが、興味が沸いた方は手に取ってみてはいかがでしょうか。ちなみにお値段17,600円(税込)とのこと。うーん、重量級……ホビージャパン ワイマール:民主主義の戦いhttps://hobbyjapan.games/weimar/
本日はちょっと変わったボードゲームの話題です。指でボールを弾いてゴールを目指すゴルフゲーム『Pitch&Plakks(ピッチアンドプラックス)』の日本初の正規販売に向けたクラウドファンディングが開始されたようです。ボードゲームというよりもオモチャ感がある作品ですが、対戦も可能なのでボードゲームで間違いないですね。クラウドファンディングに際してPR TIMES にプレスリリースが出ていますので、まずはそちらをどうぞ。【誰でも盛り上がれる!】ボールを指で弾くだけのゴルフボードゲーム支援受付開始https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000665.000016803.html『ピッチアンドプラックス』どんなゲーム?『ピッチアンドプラックス』はパーツを組み合わせて作ったコースで遊ぶゴルフゲームです。ボールを指ではじき、ゴールを目指します。コースの側面には壁があり、ボールの反射を利用すればクネクネと曲がったコースでもホールインワンを狙えそうです。コースを分断するような壁を作ったり、狭いゲートを設置したりもでき、工夫次第で高難度のコースも作れる様子。パーツの組み合わせ次第で100通りを超えるコースが作れて、1人で遊んでも良し対戦しても良しというゲームです。ピッチアンドプラックス クラウドファンディンページhttps://kibidango.com/2429?ui_medium=release&ui_source=kibidango&ui_campaign=pitchandplakks対戦ルールもあり対戦のルールは複数あるようです。まず、スコア表を作って打数を競うゴルフらしい対戦方法です。この遊び方が基本になりそうですね。他にもスタート地点のパーツを2か所に付けて、同時にスタートする「同時バトルモード」というルールもあるようです。さらに上級者向けの遊び方としてピースを繋げず、身の回りの物をコースの一部に利用するという遊び方も紹介されています。創造力次第で無限にコースが広がるというのは、面白そうですね。クラウドファンディングの終了後に生産個数が確定するとのことで、受注生産に近い印象です。気になった方はクラウドファンディングのページをご参照ください。