古いゲームの方式に一捻りして、斬新なゲームにするってデザイン、個人的にとてもセンスを感じます。
「その手があったかー!」みたいなの、好きなんですよね。アイデアが光る作品と言いますか。
今回のゲーム、おそらくアイデアのベースにあるのは、歴史上最初のデジタルゲームとも言われる「アレ」かなと思います。
それが現代版として進化して、コミカルで多彩で盛り上がりそうな対戦ゲームになっている。そんな雰囲気です。
11月30日にswitch版がリリースされるようで、これから注目度が上がりそう。
https://store.steampowered.com/app/1142810/_/
今回は『トースターボール』です。トースターが2つのチームに分かれてボールを弾き合い、ゴールにシュート!点数を競うというスポーツアクションゲームです。うん、ストレートなタイトル。
トーストの操作はR、Lのボタン(コントローラーの肩についてる人差し指で押すやつ)で行います。トーストの2か所のレバーをグッと下げて、ボタンを離すと反動で飛び上がります。あと、パンを飛ばせます。
ボールをトースター本体やパンで弾いて、対面にあるゴールにボールを入れればポイント獲得。1対1の対戦と2対2のチーム戦が遊べるようです。
さらに床が抜けたり、天井が下がったりとステージごとにギミックもある様子。友達と通話とかしながら対戦したら盛り上がりそうです。
デジタルゲームの歴史で、オシロスコープを使って作られたピンボールゲームというのがあります。1958年にアメリカのブルックヘブン国立研究所で公開された一般人がプレイしたと、ほぼ確実に言える世界初のコンピューターゲームです。
……なんか持って回った言い方ですよね。「一般人が遊んだ」「ほぼ確実に言える」って。歴史をさかのぼるとコンピューターの研究として作られたゲームのようなものや、展示品として公開されたものなどがあるので、どれを最初とするかは「所説あり」という感じのようです。
まー、それはそれとして。ブロックを動かして球を弾き合うピンポンゲームは、デジタルゲームの最初期から存在した訳です。
『トースターボール』も基本は同じ。そこにトースターというモチーフや、パーティーゲームらしいステージギミックを加えて、オンライン対戦もできて……と、まさに現代版。
こういうの好きです。