こんにちは YEARLEY です。
主に「蕎麦」について研究していますが、最近は蕎麦に飽きてきたのでテクノロジー系の情報を収集しています。
特に最近は「衛星通信」に着目しています。
2023年1月10日未明にSpaceXがOneWeb社の衛星打ち上げに成功したようです。
SpaceXは先日より、日本国内で「Starlink」のサービスを開始しており、衛星通信の使い勝手を実感し始めている方々もおられるでしょう。
一部の環境では下り速度が数十Mbpsにもなるようで、これが全世界どこからでも実現できるとなると非常に素晴らしいテクノロジーです。
携帯電話回線などが届かない山奥などでのIoT機器導入や、未開の地へのドローン飛行など、想像すると夢は広がるばかりです。
少し前までは、衛星通信はせいぜい数百Kbps程度の帯域で動画の閲覧などは困難な印象でした。
それが、Starlinkによって一気にイメージが払拭されました。
衛星通信を利用した通信回線のスタンダード化によって、インターネット通信は光ブロードバンド、携帯電話回線、そして衛星通信という登場人物によって、一気に多極化していきそうです。
また、キャリアに依存しないためStarlinkのようなサービスを提供する企業が続々と増えて、スタートアップ企業などによる「衛星通信戦国時代」に突入してしまうかもしれません。
以前よりイーロンマスク率いるSpaceXはロケット運行に関する話題が持ちきりでした。
ロケットといっても、具体的にどのようにしてマネタイズするのか疑問だったのですが、衛星通信の具体化によってイメージができてきました。
それが、今回「ワンウェブ(OneWeb)社」のような衛星通信事業者の存在です。
OneWeb社は衛星通信を主な商材とする企業のようで、その通信に必要な衛星をSpaceXに委託して打ち上げているようです。
インターネット通信に限らず衛星通信の利活用はあるでしょうから、SpaceXはさまざまな企業の衛星打ち上げをサポートする企業として継続していくのでしょう。
また、今回の事例によってより具体的なSpaceXの存在意義を認識した方々もおられるでしょう。これによって、イーロンマスクの偉大さも再認識できたのかもしれません。
本当に素晴らしい!
前記したOneWeb社は2023年以内に全世界へのサービス展開を計画しているとのことです。
日本での利用もすぐそこかもしれません。
Starlinkを事例として、十分な帯域、全世界でのサービス実現性、などなどメリットしかない印象です。
衛星通信における技術的な課題はもうないのでしょうか。
コスト面ではStarlinkだと初期費用が約7万円で月々1万3千円ほどかかるようなので、光回線の代替などにはまだ選びにくいかもしれません。
物理的にはまだまだアンテナが大きい印象です。
これらもOneWeb社などに始まる他企業との凌ぎ合いによって、遠くない将来に解決されるような気がします。
直近では企業などで、積極的に採用されIoTやM2Mなどの用途として携帯電話回線の補完に利用されることでしょう。
その後、一般家庭に導入され地方などへのインフラ整備としてスタンダードになるかもしれません。
ただし、帯域については現状の少量なユーザー数におけるものだとの見解もあります。
しかしながら、同時に衛星や設備の増設も行われるでしょうから、大きく減少するとは考えづらい気もします。
Starlinkをはじめとする単独で成立する衛星通信キャリアが続々と増え、また docomoやKDDI、SoftBankなども一部のバックボーンとして衛星通信を採用し始めているようです。
旅行だけでなく、宇宙という存在は大いに可能性を含めている領域だと改めて実感しました。