ゲームと特許という話題だと「ルールに特許はない」という話が有名ですが、ビジュアルのデザインであったりルールに使うキーワードだったりは保護されることがあります。
今日の話題はデザインの特許についてです。ジャンケンを「見て分かる」ようにするデザイン案で、ボードゲーム創作サークルHot Dogが特許を取得したとのことです。
まずは4Gamer.netの記事をどうぞ。
https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20230131087/
ジャンケン、石・紙・ハサミ、へび・ナメクジ・かえる、火・水・木……いろいろな三すくみがありますが、イメージしやすさは人によって分。国や地域によっても変わります。
三すくみ要素があるゲームを海外で売りたい、となった時にローカライズによって「伝わらない」という問題が出ることが起きたりします。
この特許はカードに「そのカードが負ける相手の色」を入れて、視覚的に分かるようにするというアイデアです。
強い方のカードが相手のカードに食い込んでいたり上に乗っているような印象を与えるデザインで一目見て分かる良いアイデアですね。
カードの三すくみを色と形で表現するデザイン、とても見やすくて良いですね。
ただ、特許取得ということで他のサークルのデザインが制約されないか、という所を心配する向きもあると思います。
その点については「三すくみを伝わりやすくするデザインアイディアとしてインディーズ・メジャー問わずゲームデザイナーに提供し、自由なゲーム世界観の表現とグローバルなゲーム開発に貢献していきたいと考えております。」と展望を語っているそうなので、一安心。
ちなみに、私もテスト段階のゲームで「三すくみで負ける色をカードに入れておく」というデザインをしたことがあります。特許取得という発想はなかったですし、商品化まで行かなかったゲームなので世に出てるのはテストプレイ時のブログ写真くらいですが。
分かりやすさを考えていくと、似た発想になるものだなーと勝手に親近感を持ちました。
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